正しい洗顔とは?
- 洗顔前に手を洗う(泡立ちがよくなり洗顔料を多く使わずに済みます)
- 38℃のぬるま湯で洗顔する
- 洗顔ではたっぷりの泡で転がすようにし、手で直接擦らない
- クレンジングも擦らず、伸ばすように優しく馴染ませる
- スクラブなど刺激になるものは使わない
- 洗顔後はタオルで優しく押さえる
ここまでの内容はほとんどの人が目にしたことがあるのではないでしょうか。
ではなぜここまで洗顔時に優しく洗顔しないといけないのか?
指で肌を擦るのがなぜいけないのか、2つ実験をしてもらえるとわかりやすいです。
実験①
指には指紋がありますが、右手の人差し指だけ水に濡らして、両手とも親指と人差し指で20回ほど軽く擦り合わせてみてください。
乾いている左手の指はさらさらなのに、濡らした右手の指の方は少しざらつく感覚があるはずです。
これは濡れることにより摩擦の力が強くなるのと、濡れることにより指紋がくっきりするためです。
実験②
固形石鹸をお家で使う機会があるとわかりやすいのですが、石鹸に髪の毛が付くと手のひらで擦ってもなかなか取れません。
ですが指の腹で何回か擦ると簡単に取れます。
これは指紋が引っかかりとなって、石鹸がけずれ隙間ができることで髪の毛が取れやすくなります。
優しい洗顔をしなければいけない理由は?
上記の2つの実験でわかるのは、濡れると指紋がくっきりし摩擦が強くなるため、ツルツルの石鹸から削りとるようにして髪が取れるのです。
これが洗顔時のふやけた肌にするとどうなるでしょう。
顔の皮膚はとても薄く、表皮の厚さは0.2ミリの薄い膜です。
表皮の一番上の角質層は20層ほどあると言われていますが28日かけてターンオーバーで入れ替わる層は1層ほどです。
1日2回朝晩これを繰り返すとターンオーバーでせっかく肌が新しくなっても再生が追いつきません。
一度敏感になった肌質をもとに戻すにはかなりの時間がかかります。
これが優しく洗顔をしなければいけない理由です。
まとめ
擦ってしっかり汚れを落としたいのはとてもわかります。
私も昔は思春期ニキビが気になり、5分間以上も念入りに洗顔していました。^^;
ですがきれいになるどころかどんどん肌は乾燥し、やがて敏感肌へと悪化していきました。
洗顔方法などを見直して一時に比べたら遥かに改善しましたが、アレルギーなど色々な要因も絡んでいるので美肌と言えるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
お肌がダメージを受ける要因は内的要因、外的要因とたくさんあります。
洗顔は毎日必ずするため、ダメージの蓄積も相当なものとなってしまいます。
まずは洗顔時のダメージからお肌を守っていきましょう!
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